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OPPの脚本家兼出演者・にしだ哉恵のブログです。
...というか、超個人的日記アーカイブです。
⇒ 「OPP official site:OPPの座敷」    
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昨日一番ウケた言葉です。
(みなさん、この歌覚えてますか?)


ゴマキ弟逮捕、窃盗集団の主犯格で100万円相当の電線盗む
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=321100&media_id=42

なので、mixiニュースより初日記。あんまり好きじゃない機能ですが。


すごいなぁ…女子高生が読む薄っぺらい携帯小説とかにありそうな展開。。
ちゃんと最低限の資質を見てからタレントにしないとねぇ…
いやここまでオモシロ人生を歩んでくれてるんだから、見世物としてはむしろ素晴らしい人材なのか。


☆★☆★☆

昨日はOPPの公演の稽古でした。しんどい。急に寒くなりましたし。。
近々ご案内しますので、お暇があれば来てくださいひよこひよこひよこ
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またまたmy本棚からです。

今一番好きな作家は、宮部みゆきです。
彼女の素晴らしい文章力と構成は、読む度にほんと敬愛の念で胸をいっぱいにさせます。大好きです。私好みの体現です。

この方の本の特徴として、登場する人間が、なんといいますかみんな「いい人」ってことも挙げられます。
お話のキーにするには、惹き付けられる人間像を描かなければいけません。どうしてもある種濃いキャラクターになり、その個性はちょっぴり不快感をかもしだすものなんですね。
ところが宮部みゆきの描く人間には、それが無い。どの登場人物にもないんです。悪役・憎まれ役にも、無い。嫌な人だけど造形による不快感は皆無なんです。
私はここも非常に優れていると思います。
きっと、宮部みゆきさんご本人が稀にみるいい人だからなんだろうな、と想像します。そして、こ



…長くなるのでやめます。
宮部みゆき論の続きはまたに。どうせまた取り上げるだろうし。


さて、「レベル7」です。

彼女の作品でよく好んで読むのは時代物なんですが、1冊他人に勧めるならこれです。

レベル7までいったら戻れない―
目覚めると、記憶がすべて失われていた男。ここがどこかも自分が誰かもわからない。隣には、寝ている女。彼女も記憶を失っていた…。
そして、ふたりの腕には「LEVEL 7」という文字がくっきり記されていた。

こんなお話です。
このティーン向けのファンタジー調ライトノベルみたいな設定から、思わぬ展開と伏線が交錯しまくる、しっかりしたミステリーへと導かれます。

いや、天才。ほんと宮部みゆきは天才です。
すさまじい構成力です。


私にとって、本を読むのは、娯楽です。
磨かれた感性を持ってる人たちのみが楽しめるものは、素晴らしいとは思いますが個人的にあまり好みません。 (なので、純文学などはそんなに読まなかったりします) 
本に限らず、OPPもそうありたいなと思っています。わかりやすく楽しめるものを作りたい。


この作品は、宮部みゆきは、最高級の娯楽です。 
まだ読んでない方、万人に勧められる小説です、ぜひ読んでください。…ちょっと長いですが。


ちりばめられたファンタジー的設定が、ひとつの真相に収束していく圧巻の構成力、

「レベル7」

本を読む人で、本当に良かった!



帰宅がフラミンゴの練習で遅くなりまして…えー、ブログも大幅に遅刻です。。すみません。

練習後に、みんなでビール飲みながら話してまして、おっちのホラー趣味の話になりました。


それで思いついたのが今回ご紹介します小説、江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」です。


前回の「はてしない物語」は確か小学4年生ぐらいに読んだと思うのですが、その少し後ぐらいによく読んでいたのが、江戸川乱歩です。
この短編は、初読は子供向けに書き直したものだったように思います。今は手元にオリジナルを持っています。

私は優れた短編小説を非常に好んでまして、うちの本棚には長編より短編集の方が多いかもしれないぐらいです。
私見ですが、短編は国内作家の物に著しく軍配が上がる気がします。
日本語の多彩な語彙と曖昧さ、侘寂の文化が、短い文章で綴るのに適してるからでしょうか。


パノラマ島奇談は、短編というにはやや長い、中編です。
前段はある犯罪の手段や設定が語られ、終盤には探偵役が現れて犯罪は破綻をきたします。

が、この小説のメインは中盤に語られる、巨万の富を注ぎ込んでつくられた“パノラマ島”の奇想天外な情景です。
嫌な夢で見る光景のような、空恐ろしい美しい箱庭世界が、言葉を尽くして語られます。


乱歩の短編と言えば「人間椅子」や「押絵と旅する男」が一番有名だと思いますし私も好きですが、幼心に一番焼き付いたのは、このパノラマ島の情景でした。


実は、これを取り上げようとして再読して気付いたのですが、今回の公演「チーム・フラミンゴ」に通ずる設定がありました。偶然なんですが。

そんな理由もあって今回ご紹介しました。

乱歩にしか書けない奇想、

「パノラマ島奇談」。

本を読む人で、本当に良かった!
(↑〆の言葉にしたいらしい)
今日、なんか落ち込んでた…というかダークな気分で。
このままじゃいかんと気分転換にネットの面白テキストサイトみたいなとこに適当に入ってみた。
いくつか読んでやや癒されてたら、これ↓に当たった。



『駅の電光掲示板』

 駅のホームに字が流れていく電光掲示板あるよな
 今日なにげにその電光掲示板見てたら

架空請求にご注意ください。

使った覚えのないアダルトサイトなどから

利用料などを請求してくる悪質な

電車がまいります

 とか言われた、こわい...



深夜に爆笑して読み返して更に爆笑した。

完全に元気になった。

そんな自分が単純すぎて嫌になります。ほんま。

しかもこれ前にも読んだことあるのに。
昨日は激しく酔っ払ってましてまたまた遅れました。。すみません。。

ちなみに飲みのメンツは、打ち合わせを兼ねて、おっちと今回映像でお世話になる部谷さん、そして途中から仕事帰りの船長、の4人でした。



さて、私の担当、booksにしたんですが。私の読む本はかなり偏ってます。


例外もありますが、恋愛もの。純文学。狭い意味でのファンタジー。ハウツー本。有名人のエッセイ。


…などは、まず読みません。


嫌いなわけじゃないんですが、どうも食指が動きません。


そんな狭いジャンルから、好きな本をご紹介したり夏休みの宿題のような読書感想文書いたりしてみます。



まずは、私の本棚の中からご紹介。


「はてしない物語」。




…て、ファンタジーじゃんよ!バリバリの!


ハイ、読まないといった舌の根も乾かないうちにファンタジーです。子供の頃はファンタジー好きだったんですよね。

そう、この本は、児童文学です。私も小学生の時に読みました。


著者はミヒャエル・エンデ。彼の最高傑作だと思います。


大変有名な本ですのでご存知の方が多いでしょう。映画「ネバーエンディングストーリー」の原作でもあります…子供心に映画は別物だと憤ってました昔は。



私には非常に思い入れの強い本でして、一冊めにふさわしいかと選びました。



あらすじを説明すると、内気ないじめられっこの主人公が手にした本の中に入って冒険をする〜という、今となっては手垢のつきまくったテンプレ通りの設定なんですが。溢れるテンプレファンタジーとは比べようもありません。



物語は、いじめっこやもろもろの嫌なことから逃げだした主人公が、学校の屋根裏に逃げ込むところから始まります。暗がりの中、彼が読み始める本が「はてしない物語」。作中作の形でファンタジーのお話がスタートします。


読者は、エンデの魔法のような文章力で、知らず知らずに主人公になりきってドキドキワクワクお話を読み進めるのですが…


あぁ、今思い出しても鳥肌が立ちます。


読んでいる本の中から呼ばれるのです、自分が。


信じられない気持ちでうろたえ怯え、やがて決意してその声に答えた瞬間から、舞台はお話の中、ファンタージエンに移動します。


そして、本当の冒険が始まるのです。



私は、この本と子供の時に出会えて、本当に良かったです。


ファンタージエンを冒険できて、本当に良かった。


児童文学が大好きな私ですが、児童文学は、やはり子供の為のものです。大人になってから読むのとは大きく違うんです。


「はてしない物語」と、不幸なことに出会えなかった皆さんは、よかったらお子様に勧めてあげてくださいね。


ただまぁ非常に分厚い本ですので…最近の子供たちには受け入れられにくいかな。。読書の楽しみを味わえない人が増えていくのは悲しいものです。



読むなら、ぜひ、岩波書店のハードカバーで!まるで辞書のように大きくて、定価も3000円弱しますが、文庫だと魅力が半減なんです。


私は図書館で借りて読んで、どうしてもこの本を欲しくなったのですが、子供のおこづかいでは手が出なくて大人になってから買おうと心に決めてました。


そして実行しました。




何年の時を経ても色褪せない、児童文学の金字塔。


「はてしない物語」。


本を読む人で、本当に良かった!



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にしだ 哉恵
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